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2006年9月18日 (月)

● コーチ・カーター ●

Carter_1 ▼TRUE STORY▼

2005年製作のスポ根映画「コーチ・カーター」。 いくつかのブログで好評だったのでDVDを購入して鑑賞しました。 監督は、映画「ネゴシエーター」・TVスペシャル「イアミ・バイス」等で実績のあるトーマス・カーター。 主演は舞台となるリッチモンド高校バスケットボールチームに新たに赴任する熱血コーチ/ケン・カーター役のサミュエル・L・ジャクソン

Carter_2 リッチモンド高校は前年4勝22敗の戦績の上、生徒たちもすっかり負け犬根性が染み付いてしまっています。 そんな生徒たちをリック・ゴンザレスロブ・ブラウン等が演じ、父カーターコーチと共にリッチモンド高校に転校してくる息子役にロバート・リチャーズ。 チームの一人の選手の彼女役にR&B界のディーバ/アシャンティが映画デビューしています。

Carter_4 コーチ/カーターは生徒たちとの間で契約書を交わし、まずは厳しい練習と共に生徒たちに学業への前向きな取り組みを命じます。 一定以上の成績と授業への欠かさぬ出席、加えて言葉遣いや身だしなみなどが契約内容です。 最初は激しく反発する生徒たちもカーターの人の心を惹きつける言動やアイデア豊富な充実した練習メニュー、試合では実力本意の分け隔て無い起用などに徐々に心を開き引っ張られていきます。

Carter_3 生徒たちは厳しい練習を通して実力を付け試合でも連戦連勝を重ねるうち、慢心が起きたりもしますがカーターに諭され人間としても成長をしていきます。 一度はチームを去った者の復帰にもチームワークの大切さを知った生徒たちは自ら同苦することを選んだりと心身ともに磨かれていきます。 ただ残されたのはカーターとの契約の際に示された学業での成果を出す事だけでした。

Carter_5 教員たちから提出された生徒たちの学業の成果を示す進度評価は、数名の生徒が一定水準に達しない厳しいものでした。 カーターはチームが連勝中にも係わらず体育館を閉鎖し成績不振の生徒たちの成績回復まで練習・試合を停止します。 学校側も父兄も地元ファンも猛反対の中、調査委員会においてカーターは学業と人生の大切さを訴えますが多数決で体育館閉鎖は解除されてしまいます。 失意のカーターは辞任を決意し学校を去ろうとした時、、、。

今までの日本のスポ根もののドラマだと、とにかくスポーツを通しての勝ち負けや友情がメインになりがちでですが、本作はそれ以上に学生たちの人生を深く問うているように感じます。 スポーツで一時的に成功を収めても長い人生で一生をスポーツだけで終える事など出来はしません。 むしろスポーツ以外の学業や仕事、人間関係などで人生を乗り越えていく事が出来なければスポーツはどれだけの意味があるのかと問いかけているのかもしれません。  1999年、カリフォルニア州リッチモンドでの実話だそうです。

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コメント

初めまして!こんばんわ!『カリスマ映画論』の睦月です。コメントありがとうございました!

単なるスポ根映画とは一線を画した、深いメッセージ性のある素晴らしい作品でしたよね。
いまだにとても心に残っている映画です。

子供の将来をホントに考えている大人の姿とはこうであるべきと思いました。

ではこれからもぜひよろしくお願いします!
また遊びにこさせていただきますね!

投稿: 睦月 | 2006年9月20日 (水) 00時15分

cocosさん、こんばんわ。
TB&コメントありがとうございました。
古い記事にも訪問して頂くと、とても嬉しいんですよー。感謝です。
この作品、そんじょそこらのスポ根ものとは一線を画す面白さでしたね。誰かが、ラストの決勝戦の結果に不満だと言ってましたけど。何よりも、コーチ・カーターとの強烈な出逢いを通して、一回りも二周りも逞しく成長して見えた生徒達は輝いていたと思います。
こちらこそ、また遊びに参りますので。ヨロシクお願い致します。

投稿: 隣の評論家 | 2006年9月20日 (水) 00時23分

▼睦月さん

コメント有り難う御座います!
サミュエル・L・ジャクソンの渋く確固たる態度。
言葉と行動力と人生観と生徒たちの向ける深い
愛情が本当に伝わる映画でした。
彼の出演映画は地味目のものでも存在感は際立ち
映画全体を軽いものにしないですよね。
今後の出演作にも期待しています。
※こちらこそこれからも宜しく御願い致します!


▼隣の評論家さん

私は逆に古い記事に今さらTBしても迷惑だったり
しないかなぁ、、と時々気になる時はあります。
なのでこう仰って頂くと私もとても嬉しいです。
隣の評論家さんのBlogにも書かせて頂きましたが
記事を拝見して本作と出会う機会に恵まれました。
今後も良作のご紹介を宜しく御願い致します。
m(__)m

投稿: cocos | 2006年9月20日 (水) 01時40分

今晩は!TB&コメントありがとう
この作品感動しました。スポーツのスキルだけではなく
人としての人生のスキルも習得させ少しでも人生の選択肢を増やし
悪い道に引き込まれて早死にしないように生徒達を思いやる
姿は本当に凄いと思った。
逆にいろいろな制限を付けて生徒を守ろうとしない学校側の態度に
失望した。カーターに出来て先生が出来ないのは悲しい
でも彼が残したスポーツの実績そして生徒達の学業の実績
が学校を立ち直らせたかもしれないですね、今どうなってるんだろう

投稿: せつら | 2006年9月22日 (金) 20時09分

せつらさん、こんにちわ!
TB&コメント有り難う御座いました。

人生とは?と真剣に向き合う事の無い指導者には
真似の出来ない取り組み方ですよね。
私たちの周りにどれだけいたか?また私たち
自身もどれだけ真剣に人生を考えてきたか?と
問われているような気もします。
刹那的だったり快楽的だったりしがちな現代人に
警鐘を鳴らす素晴らしい作品でしたねぇ。

今後とも宜しく御願い致します。

投稿: cocos | 2006年9月23日 (土) 21時38分

TB&コメントありがとうございました!

この作品は、単なるスポ根ものじゃなくて深みがありましたね!
大人たちのありかたというか、役割というものをあらわしているようで、素晴らしい作品だと思いました!!

投稿: D | 2006年9月25日 (月) 22時43分

Dさん、こんにちわ!
TB&コメント有り難う御座いました。

本当に素晴らしい作品をありがとう!ですね。
今後とも宜しく御願い致します。(^^♪

投稿: cocos | 2006年9月26日 (火) 01時59分

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