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2006年11月25日 (土)

● 16ブロック ●

16_0 ▼ 定番POLICEモノが ▼

前評判の割にレヴューでは意外に高評価の「16ブロック」を観ました。 監督には「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー。 酒に溺れ、やさぐれた老刑事の主人公役を「ダイ・ハード」シリーズなどのブルース・ウィリス。 彼に護送される重要な証人役を「チョコレート」のモス・デフが好演しています。

16_1 徹夜明けで任務交代のはずの主人公の老刑事は、上司からイヤイヤ仕事を押し付けられます。 裁判で重要証言をする囚人(モス・デフ)を16ブロック先の裁判所まで護送し、無事に証言させる誰にでも出来る簡単な任務のはずだった。 しかし、その途中、何者かに襲撃された2人は銃撃戦をしつつ近くのバーに身を潜め、応援を待つことになります。やがて応援(のハズ?)に現れた主人公の元相棒の刑事役をデヴィッド・モースが演じています。

16_2 主人公たちが潜むバーに到着した応援のはずの元同僚をはじめとする刑事たちは、主人公の目前で護送中の囚人を巧みに抹殺し主人公にも見なかった事を強要します。 一瞬思い悩む主人公は咄嗟に刑事の一人に発砲、元同僚刑事たちと対立する状況に。 そこからは次々繰り出される警官たちの追っ手と、すぐ着くはずだった裁判所目がけ護送する囚人と共に激しい銃撃戦をくぐり抜ける事になります。

16_4 確かに非常にテンポの良いSTORY展開と、事実上全権のある警察機構との対立と逃避行はスリルもあり面白味がありました。 ただ、デヴィッド・モース演じる元同僚刑事が思ったり主人公よりだったり、終盤のバス包囲のシーンなどはもうちょっと予想外の展開を期待していたんですが、、、(^_^;)。 移動中の銃撃戦を含むアクションシーンはどれも迫力満点で見応えアリ。 欲を言えばもう少し複雑な展開だともっと人気が出た気がします。 ちょっとお奨めって感じでしょうか?(^。^)

16_5 老刑事役のブルース・ウィリス、重要証言をする囚人役のモス・デフが共に好演していて面白味がありましたねぇ。 デヴィッド・モースの警官役は悪党でも良い者でも、いつもながらピッタリでイイ感じでした。

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2006年11月23日 (木)

● ナイロビの蜂 ●

Bee_1 ▼ 美しさと哀しさ ▼

シティ・オブ・ゴッド」で高い評価を受けたフェルナンド・メイレレス監督が、冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を広大なアフリカはケニアを舞台に映画化した2005年制作の作品「ナイロビの蜂」のDVDを購入して鑑賞しました。 主演は、外交官役のレイフ・ファインズ。 その若妻役をレイチェル・ワイズ。 この作品でレイチェル・ワイズは見事アカデミー賞助演女優賞をゲットしました。

Bee_3 妻と共に赴任したナイロビの地で、図らずも不慮の死を遂げてしまった妻に悲観にくれる主人公。 が、その妻の足跡を辿るうち、妻の不可解な行動と共にその死の裏に潜む謎めいた巨大な陰謀の臭いに、愛する妻への疑念以上に許されざる真実が徐々に明らかにされていく事になります。 巨大製薬会社と本国・英国政府も係わる最貧のアフリカの地を舞台に展開する謀略は、やがて真実を追い白日の下に晒そうとする主人公の身にも及ぶ事になります。

Bee_2 そんな極めて危険な行動を続ける主人公にもやがて妻が取った行動の裏にある自分に対する大きく深い愛情に徐々に気付かされていく事になります。 何も知らなかった自分、また知らされなかった事の妻の本意を知るに至り主人公は自分の果たすべき行動をやがて自覚する。 それが生死を分かつ事になると判っていても、、、。 この作品でレイフ・ファインズの力強くなく憂いのある演技とレイチェル・ワイズの多感で一途な愛情と使命感の狭間の演技がとても打たれるところがありました。 それとナイロビの雄大な情景と音楽の素晴らしさもこの映画を大いに盛り上げる要素でした。 ちょっと哀しくも鑑賞する価値ある作品だと思います。

Bee_5 Bee_4

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2006年11月 4日 (土)

● 県庁の星 ●

Kencho_2 ▼二人の人気者共演▼

2006年、漫画を原作とする「県庁の星」のDVDを購入して鑑賞しました。 主演に「踊る・・・」シリーズの織田雄二と「着信アリ」や「日本沈没」出演の柴咲コウ。 監督がTV「白い巨塔」の西谷弘。 DVD売り場でのデモ映像を観て衝動買いしちゃいました(^_^;)。

Kencho_3 上昇志向バリバリの某県キャリア官僚役の織田裕二が、自ら提案した巨大プロジェクト成功の為(だけ!)に、民間企業のノウハウを学ぶと言う建前で出向したスーパーマーケットでの人間ドラマです。 出世欲の塊で組織やマニュアルにこだわる自分本位なキャリア官僚の織田裕二を、スーパーのパート店員の柴咲コウや他の店員達との軋轢の中で対照的に描き、そんなキャリア官僚がプロジェクトでの自身の挫折の中から次第に本当に大切なものは何かを学んでいく、掴んでいくSTORYが見応えありました。

Kencho_4 個人的に柴咲コウはほとんど見た事無かったので、こう言っては何ですが生意気そうな女優に思えて好きでなかったのですが、今作でその見方が大きく変わっちゃいました(^_^;)。 織田裕二との絡みでもその表情や演じ方がとても豊かに見えて人気があるのも何となく納得。 また、織田裕二も序盤の人間味の無いキャリア官僚役と徐々に人間的に成長していく役人とをイイ感じで演じています。 よく良い人役の多い石坂浩二が悪人臭い地方議員役で出演していたりと脇役陣もイイですね。

Kencho_1 映画の「踊る大捜査線」シリーズを好きな方にはお奨めでしょうか。 本作は、地方行政とは?役人とは?と言った今どの地域でも抱える問題を重過ぎずコミカルに、でもシッカリと作っている地味ですが良作だったと思います。

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