2009年1月18日 (日)

● ティンカー・ベル ●

Tinckerbell_04 ▼本来のアニメに!▼

年末年始の大作からあえてディズニーのCGアニメーション「ティンカー・ベル」を観に行ってきました。 最近のアニメは大作化してきて大人の鑑賞にも堪える内容の深い、時には暗いものが多いですが、今作は本当に子供向けな作品のようです。 近くのシネコンに行きましたがお子さん連れの家族鑑賞が大半。 今週末で殆どの劇場が上映終了みたいなのでギリギリでした。

Tinckerbell_00 主人公のティンカー・ベルは、モノ作りの妖精として誕生。 出だしで子供の始めての笑い声が妖精を産むってところがなかなか良かったですよ。 「ピーターパン」で登場する人気の妖精の誕生秘話らしい。 素直で純真な妖精ってわけじゃ無く、結構ワガママで自分勝手、時に微妙で卑屈な笑いもする現代的な妖精さんです(笑)。 でも、その等身大キャラがなかなか可愛かったりします!

Tinckerbell_02 他にも水の妖精や動物の妖精、光の妖精や花の妖精、高速飛行の妖精など専門とする能力を有する妖精たちが個々のキャラと併せて可愛いこと。 モノ作りの才能に満足できず他の派手な能力の妖精たちの才能に憧れ、真似をするが迷惑ばかりのテンカー・ベルがやがて自分の能力とその意義に気付き、みんなの協力で願いが叶うと言う単純STORYですが、CG映像の綺麗さと併せけっこう面白い映画です。

Tinckerbell_03 4部作予定の第1作らしいので続編が期待ですが、興行成績は米国も含めて芳しくないそうなのでちょっと心配。 今回は、ネバーランドの妖精の谷ピクシー・ホロウでのお話でしたが、次回作からは人間の世界メインランドも関わってくるのかな・・・?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年9月13日 (土)

● パコと魔法の絵本 ●

Paco_5 ▼涙腺危機一髪▼

今日も家族4人で「パコと魔法の絵本」を鑑賞しました。 正直全然乗り気で無くって、まぁ暇だから・・・程度で観たのですが、、。 監督は、「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」で評価の高い中島哲也。 予告編などでイイかもなぁ程度の認識でしたが大間違い! 泣きアリ、笑いアリの波状攻撃で何度涙腺が決壊しそうになったコトか、、、(笑)。

Paco_4 まずは、パコ役のアヤカ・ウィルソンの可愛いこと。 両親を失うほどの交通事故で九死に一生を得たものの、その後遺症で一日しか記憶が持たない不幸な役柄をキラキラな可愛い笑顔がガチでカワイイ。 それに加え、意地悪な爺さん役を役所広司さんが凄まじいメークと共に怪演、中盤からのパコとのハートフルな関係でも引き立っています。

Paco_1 他にも妻夫木聡小池栄子劇団ひとり阿部サダヲ國村隼加瀬亮上川隆也などがひと癖もふた癖もあるような役をちょっと危な気なコスプレで演じていてとてもリアリティが無いのですが、それが逆に独特なファンタジーワールドを展開しています。 ある種、日本版ティム・バートン世界な感じですネ! 箱庭的物語ながら後半多用されるCGとも遊離せず見事な統一感を持っています。 これも監督の力量を感じさせます。

Paco_2 いつもの個人的な感想を言えば、ヤンキーなナース役の土屋アンナの演技が他の並み居るベテラン俳優に劣らず、むしろ際立って輝いていたなぁと思います。 今まで知ってはいてもあまり気にもならなかったのですが、今作の演技を観て彼女の過去作品も観てみたくなってきました。 特にロッカーでの妻夫木との絡みのシーンでは堪りませんでした。(T_T)

Paco_6 STORYは、不遇で可哀相な身の上でありながら可愛らしくも健気なパコのために、それまで自分勝手な大人たちがやがてパコのため、自分のためにパコお気に入りの絵本の世界を実現するため奔走する泣き笑い劇。 各々のキャラも立っていて、互いをシュールなギャグで牽制するところなんかも最高です!

Paco_3 今夏は、先週の「デトロイト・メタル・シティ」をはじめこの作品やこれから公開される「おくりびと」など秀作揃い。 アニメを抜きにしても邦画が頑張っていますねぇ。 観れなかった「闇の子供たち」などシリアスなものからギャグものまで盛りだくさん。 豪華なキャスティングが活きているこの「パコと魔法の絵本」、是非ご鑑賞をお薦めできる一品です!

080626_pako_main

■パコと魔法の絵本を鑑賞されたみなさん

 漫画脚本家 田畑由秋のぼやきつぶやき 田畑由秋さ~ん

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月17日 (日)

● 崖の上のポニョ ●

Ponyo08 ▼宮崎監督、最新作!▼

今や世界からもその動向が注目される、日本が誇るアニメーション製作の巨匠、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」に続く最新劇場アニメ映画「崖の上のポニョ」です。 個人的には前作「ハウル・・・」があまり面白くなかったものの、その前の「千と千尋の神隠し」が衝撃的な面白さだったので今作も期待して公開初日に家族と共に観に行きました。 レヴューが遅れたのは、その翌週観た「ダークナイト」に圧倒されちゃっただけなので、、(^_^;)。

Ponyo09 宮崎監督と言えば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「トトロ」など手掛けた多くの劇場作品での飛翔シーンやチェイスシーンなど迫力のある映像表現と共にその作品中に登場する可愛いキャラクターたちも大人気。 今作でもポニョとその妹たちと言うキャラクターの愛らしさには作品自体の良し悪しとは別格の好感度で多くの人々に受け容れられているようですね。 私もポニョが魚の子?魔女の子?人の子?とかって次元よりもただひたすら可愛い!(笑)

Ponyo04 STORYは、5歳の男の子とポニョとの幼くも純粋なラブストーリーと言ったところでしょうか。 人間(だった?父)と、海に住む魔女(さかな?母)との間の子であるポニョ(本名では無い模様)の一途なまでの人間になりたい!宗介好き!って感情に振り回されるお話です。 こう書いていると他愛も無い内容なんですが、速いストーリー展開と小さいキャラクターたちの可愛さに、プラス宮崎アニメ独特な迫力あるアクションシーンで十分に楽しめます。

Ponyo06 圧巻はやはり豪快なアクションシーン。 満員御礼のTVCMでも流されている人間(女の子)化したポニョが、巨大化したさかな軍団に乗せられ台風の最中宗介に会いに来る場面ですネ! 宮崎アニメをサウンド面でずっと支えてきた久石譲さん、このシーンではワーグナーのワルキューレ騎行に似た音楽が凄まじい迫力で、ハラハラドキドキするアクションとマッチしていつまでも頭に残る演出表現です。

Ponyo07 最近のアニメーション映画に多くなっている陰鬱な内容や難解なSTORY、多用するCG技術による妙な尖ったような作風とは無縁の幼児から大人まで無心で楽しめる、アニメーション本来の作品になっているように思います。 かと言って、一度観たらもう観ようと思わないような軽い作りでもない。 再度鑑賞するのにも十分堪えうる、さすが宮崎監督と思わせる「崖の上のポニョ」。 まだご覧でない方には心をカラッポにして、是非ご鑑賞されることをお薦めします。(笑)

Ponyo03 Ponyo05

「崖の上のポニョ」、公開31日で興行収入100億円突破!

■崖の上のポニョを鑑賞されたみなさん

 観たよ~ん はっちさ~ん

 唄ひよブログ、スクラップ 唄日和さ~ん 

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2007年3月11日 (日)

● UDON ●

Udon_01 ▼新しさと郷愁とを誘う▼

昨年(2006年)公開された邦画「UDON」のDVDを購入して鑑賞してみました。 「踊る大捜査線 MOVIE」シリーズの本広監督・亀山プロデューサーコンビによる制作です。 讃岐うどんの聖地香川県を舞台に“ソールフード・うどん”を媒介に軽いタッチの人情もの映画に仕上がっています。

Udon_1 主演をユースケ・サンタマリアに、小西真奈美とウルフルズのトータス松本の奇妙なトリオで各々のキャラも結構立ってて面白い。 ユウスケ演じる香助はNYでのコメディアンの夢破れ帰郷した若者、作家の夢見る小西演じる恭子、家業の農家を受け継ぐまでと自由なリーマン庄介を演じるトータス。 郷土を同じくする3人の似た境遇と微妙に違う未来図が、同じ目的に向かって進むSTORYの中で徐々に交わっていくのが導入部分としては絶妙。

Udon_2 うどんのメッカ讃岐を盛り上げていく“タウン情報誌/さぬき”の編集部の面々も個性的で、ユウスケ小西らを出過ぎず引き過ぎずで盛り立てています。 ただ升毅さん演じる大谷編集長の役どころはもっと掘り下げて欲しかった。 宇高連絡船の話しなんかは私を含めて知らない人も多いと思うので、その当時のシーンなんかがあればもっとその時代の感覚が伝わったのではないかなぁと思いました。

Udon_5 フジテレビジョン全面バックアップらしく佐々木恭子、魚住咲恵らフジTVのアナウンサーが怒涛のごとく出演していました。 讃岐うどんブームを伝える番組内シーンなんかも容赦なく作ってますし、毎朝見る“めざましテレビ”内の中野美奈子アナなんかも思いっきりインタビュアーとして出演。 中野アナは朝の眠そうな顔よりイキイキしていましたね。 また、ちょっと出の出演者も多々あり。 大泉洋南原清隆松本明子小泉孝太郎等々。

Udon_7 共演者は他に主人公香助の姉役に鈴木京香、その旦那役に小日向文世、香助の頑固な親父役に木場勝巳、香助の実家のうどん製麺所のパートのおばさん役に二宮さよ子など。 面を打つ事だけの頑固オヤジと主人公香助との親子の機微や娘婿との関係などもうちょっと時間を割いていればもっと終盤の感動も大きかったような、、、。

Udon_6 多額の借金を背負いしかたなく帰郷した香助と、チャンスも無く地元タウン誌のライターを細々と続ける恭子が最初は浮ついた讃岐うどんのブームと熱狂に翻弄されながら、ブームの終焉と共に訪れる喪失感。 そんな中で主人公二人を含めて編集部の面々が、長い年月の中に古くから本来あるものの大切さを気付かされるSTORY展開は得るものと失うものとの関係と言う現代社会の今を考えさせられます。

Udon_0 今から十年近く前、私事ですが当時親戚の居た徳島県に遊びに行った時の事を思い出しました。 香川県の隣県ですが、当時東京から夜行バスを使い瀬戸大橋を渡ったり、鳴門の渦潮を見たりした思い出が蘇りました。 行くまでは全く興味も無かった阿波踊りも桟敷席で見せてもらった時はその迫力にすっかり興奮してしまったものでした。 そうそう、学生時代に選手権大会で香川県にも言った記憶もあります。 あの時初めて食べた讃岐うどんの美味しかったコト。 いろんな意味で懐かしさを感じさせてくれた映画「UDON」でした。

Udon_3 Udon_8

Udon_4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月26日 (金)

● 花田少年史 ●

Hanada1 ▼旬な子役の大活躍▼

2006年夏の作品「花田少年史 ~幽霊と秘密のトンネル~」のDVDを購入して鑑賞しました。 定価¥4,800と最近の邦画の中でも安い方じゃないですよね。 うっかり店頭DEMOを見て面白そうで買っちゃいました。 一色まこと原作の漫画を実写化、水田伸生監督です。 個人的には一色まことさんの漫画は「出直しといで!」が好きでしたねぇ。(^_^;)

Hanada2 キャストは、主人公の少年“一路”を「ALWAYS/三丁目の夕日」で注目された須賀健太くん、お母さんを篠原涼子、お父さんを西村雅彦、幽霊の少女を安藤希、他に杉本哲太もたいまさこ等です。 トンネルに出る少女の幽霊が係わるクルマとの事故に遭い死線を彷徨った主人公一路が幽霊を見る事が出来る不思議な能力を授かるところからSTORYが急展開してゆきます。 いろいろな幽霊たちと係わり、家族や友人たちの様々な人間関係や過去のつながりを知り、大切な事や真実を悟り成長してゆく一路。 須賀健太くんが本当に上手に演じています。

Hanada0 また、お母さん役・お父さん役の篠原涼子西村雅彦さんたちが笑いや多少大袈裟な立ち回りで面白くもアットホームな家族を醸し出しています。 「ALWAYS/三丁目の夕日」のようなちょっとノスタルジックなモノとは一味違い、ギャグも詰まった軽やかな作品です。 欲を言えばCGシーンはもうちょっとお金をかけて欲しかったですね。 でも面白かったですよぉ、ちょっと高かったけど、、、。(^_^;)

| | コメント (6) | トラックバック (3)

2006年11月 4日 (土)

● 県庁の星 ●

Kencho_2 ▼二人の人気者共演▼

2006年、漫画を原作とする「県庁の星」のDVDを購入して鑑賞しました。 主演に「踊る・・・」シリーズの織田雄二と「着信アリ」や「日本沈没」出演の柴咲コウ。 監督がTV「白い巨塔」の西谷弘。 DVD売り場でのデモ映像を観て衝動買いしちゃいました(^_^;)。

Kencho_3 上昇志向バリバリの某県キャリア官僚役の織田裕二が、自ら提案した巨大プロジェクト成功の為(だけ!)に、民間企業のノウハウを学ぶと言う建前で出向したスーパーマーケットでの人間ドラマです。 出世欲の塊で組織やマニュアルにこだわる自分本位なキャリア官僚の織田裕二を、スーパーのパート店員の柴咲コウや他の店員達との軋轢の中で対照的に描き、そんなキャリア官僚がプロジェクトでの自身の挫折の中から次第に本当に大切なものは何かを学んでいく、掴んでいくSTORYが見応えありました。

Kencho_4 個人的に柴咲コウはほとんど見た事無かったので、こう言っては何ですが生意気そうな女優に思えて好きでなかったのですが、今作でその見方が大きく変わっちゃいました(^_^;)。 織田裕二との絡みでもその表情や演じ方がとても豊かに見えて人気があるのも何となく納得。 また、織田裕二も序盤の人間味の無いキャリア官僚役と徐々に人間的に成長していく役人とをイイ感じで演じています。 よく良い人役の多い石坂浩二が悪人臭い地方議員役で出演していたりと脇役陣もイイですね。

Kencho_1 映画の「踊る大捜査線」シリーズを好きな方にはお奨めでしょうか。 本作は、地方行政とは?役人とは?と言った今どの地域でも抱える問題を重過ぎずコミカルに、でもシッカリと作っている地味ですが良作だったと思います。

| | コメント (13) | トラックバック (9)

2006年9月18日 (月)

● コーチ・カーター ●

Carter_1 ▼TRUE STORY▼

2005年製作のスポ根映画「コーチ・カーター」。 いくつかのブログで好評だったのでDVDを購入して鑑賞しました。 監督は、映画「ネゴシエーター」・TVスペシャル「イアミ・バイス」等で実績のあるトーマス・カーター。 主演は舞台となるリッチモンド高校バスケットボールチームに新たに赴任する熱血コーチ/ケン・カーター役のサミュエル・L・ジャクソン

Carter_2 リッチモンド高校は前年4勝22敗の戦績の上、生徒たちもすっかり負け犬根性が染み付いてしまっています。 そんな生徒たちをリック・ゴンザレスロブ・ブラウン等が演じ、父カーターコーチと共にリッチモンド高校に転校してくる息子役にロバート・リチャーズ。 チームの一人の選手の彼女役にR&B界のディーバ/アシャンティが映画デビューしています。

Carter_4 コーチ/カーターは生徒たちとの間で契約書を交わし、まずは厳しい練習と共に生徒たちに学業への前向きな取り組みを命じます。 一定以上の成績と授業への欠かさぬ出席、加えて言葉遣いや身だしなみなどが契約内容です。 最初は激しく反発する生徒たちもカーターの人の心を惹きつける言動やアイデア豊富な充実した練習メニュー、試合では実力本意の分け隔て無い起用などに徐々に心を開き引っ張られていきます。

Carter_3 生徒たちは厳しい練習を通して実力を付け試合でも連戦連勝を重ねるうち、慢心が起きたりもしますがカーターに諭され人間としても成長をしていきます。 一度はチームを去った者の復帰にもチームワークの大切さを知った生徒たちは自ら同苦することを選んだりと心身ともに磨かれていきます。 ただ残されたのはカーターとの契約の際に示された学業での成果を出す事だけでした。

Carter_5 教員たちから提出された生徒たちの学業の成果を示す進度評価は、数名の生徒が一定水準に達しない厳しいものでした。 カーターはチームが連勝中にも係わらず体育館を閉鎖し成績不振の生徒たちの成績回復まで練習・試合を停止します。 学校側も父兄も地元ファンも猛反対の中、調査委員会においてカーターは学業と人生の大切さを訴えますが多数決で体育館閉鎖は解除されてしまいます。 失意のカーターは辞任を決意し学校を去ろうとした時、、、。

今までの日本のスポ根もののドラマだと、とにかくスポーツを通しての勝ち負けや友情がメインになりがちでですが、本作はそれ以上に学生たちの人生を深く問うているように感じます。 スポーツで一時的に成功を収めても長い人生で一生をスポーツだけで終える事など出来はしません。 むしろスポーツ以外の学業や仕事、人間関係などで人生を乗り越えていく事が出来なければスポーツはどれだけの意味があるのかと問いかけているのかもしれません。  1999年、カリフォルニア州リッチモンドでの実話だそうです。

| | コメント (7) | トラックバック (7)

2006年8月27日 (日)

● クラッシュ ●

Crash_0 ▼重みのある映画▼

2006年アカデミー賞作品賞受賞の「クラッシュ」のDVDを購入して鑑賞しました。 併せて脚本賞なども受賞しているし概ねBlogなどでの評価も悪くないのでとても期待しました。 監督がポール・ハギス。 出演もドン・チーゲルマット・ディロンサンドラ・ブロックブレンダン・フレイザー、他あの作品この作品と様々な映画で見るキャストばかりです。 相当期待しますよね。

Crash_1 STORYは、各々のキャストが演じる日常が別々に進行しつつ中盤から徐々にそれぞれが複雑に絡んできます。 しかし、この作品で何よりも感じるのは、米国社会の抱える底の見えない人種差別と言うか人種偏見の深すぎる闇ですねぇ。 白人・黒人・黄色人種だけでなく、その国の違いにまた偏見を持ち憎悪を漲らせています。 個々の相手をでなく、人種と言う前提で信用する事が出来ない社会。 そう言った解決の見えない社会を描き出しているように感じました。

Crash_2 そんな個人の感情や社会の深層心理に“銃”と言う一種の凶器が加わる事で爆発的に広がる犯罪はほんの小さな幸せも飲み込み、また多くの喪失感や虚無感、憎悪を量産してゆく。 この作品の中では多くの家族がお互いを信用し切れていない、または愛情に飢えているように見えます。 あまり相手の事を考えずに自分のエゴを剥き出しにする各々のキャラクター達。

Crash_3 正義感を持ち、見過ごされがちな事にも反発する人間も一歩自身にコトが及ぶと途端に利己的と言うか保身に走ってしまいます。 感情に流されやすい、道徳観を喪失した現代の人間をある意味とてもよく表した映画のように思います。 お世辞にも見終わって気持ちの良い作品だったとは思えませんでした。 むしろ重みのある作品だと思うのですが、個人的にはちょっとネガティブになる映画だったかなぁ、、(^_^;)。

Crash_4

| | コメント (19) | トラックバック (13)

2006年7月19日 (水)

● THE KID ●

Kid_0 ▼チョイ涙のコメディ▼

今回ブルース・ウィルス主演の「キッド」のDVDを購入、観てみました。 爽やかで、ほろっと涙の希望に満ちたコメディ映画です。 だいぶ前に観たダスティン・ホフマンアンディ・ガルシアジーナ・デイビス共演の「HERO」以来の感動コメディでした。 

Kid_1 ブルース・ウィルス演じるラスは、仕事ではまずまず成功していてお金にはさほど不自由もせず40歳を迎えようとしているちょっとイヤミで冷たい主人公。 そこへ何の前触れのも無く、独り者のラスの生活に8歳の子供が乱入。 しかしよーく見ると・・・・。 この子供ラスティを演じるスペンサー・ブレスクリンってちょっと太った子役がとても芸達者でカワイイです。(^^♪

Kid_2 そして、主人公ラスの仕事上のパートナーであり、よき理解者でもあるヒロインのエイミーにエミリー・モーティマー。 ちょっと雰囲気デミ・ムーアに似た感じですねぇ。 仕事は出来るけど真の友達は少ないラスを好意的に思い、また闖入者でもあるラスティの事も可愛がる心優しい女性です。 ラスとラスティは、何とか元へ戻ろうとすると共にラスティが来た意味を知ろうとします。 

Kid_4 あるキッカケで、お互いの記憶と思い出を辿るうちに二人は過去に起きた、またこれから起こる悲しい事実を知る事になります。 そんな二人がお互いの誕生日を祝いながら励ましあっている時に、実は今回の事件の意味と驚愕の真実が訪れます。 こんな風に書くと、どんなおそろしい事なのかと誤解をされてもイケないので一言。 夢は叶えられれば素晴らしい、けれど夢そのものこそが素晴らしいと、、、。

Kid_3 Kid_5

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年6月15日 (木)

● monalisa smile ●

Ms_3 ▼生き方、人生とは、、、▼

ちょっと前買った、「モナリザ・スマイル」を鑑賞しました。 古き伝統を重んじる名門女子大にジュリア・ロバーツ扮する新任の教師が着任、保守的な大学や親や生徒と対峙する中、徐々に理解者を増やしていくストーリーです。 個人的には、ロビン・ウィリアムス主演の「今を生きる」を彷彿とさせる映画でしたね。

Ms_2 キャスティングもなかなか豪華で、のっけから反抗的な生徒にキルスティン・ダンスト、才能・知性豊かな生徒にジュリア・スタイルズ、進歩的で大人びた生徒役にマギー・ギレンホールなどなど華やかです。 また、先日観たサスペンス映画「フォー・ガットン」で主人公ジュリアン・ムーアと共に謎の解明に挑むアクターがこの作品でもジュリア・ロバーツの後半の恋人役で出ています。

Ms_1 終盤までは何かと反抗的だったり、主人公の思うように育たない生徒たちも、教育方針が保守的な学園から主人公が去る段になり、先生(主人公)の思いや価値観・人生観に生徒自らの人生模様と重なるコトで気付き、最後先生との別れを惜しむシーンにちょっとホロッ。 前出の「今を生きる」とは比較も難しいのですが、学園物ってやっぱりちょっとイイですねぇ、、、(^_^;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)