2007年10月30日 (火)

● キングダム ●

Kingdam_1 ▼対テロの代償は?▼

対テロを描いた作品が多い昨今、また登場しました「キングダム/見えざる敵」を観て来ました。 監督は、ピーター・バーグ。 よくは知らなかったんですが、トムクル主演の「コラテラル」に出演していたみたいですね。 渋~い政治色を前面に出した地味めなポリティカルアクションムービーかと思いきや、以外や以外アクション重視のSTORY展開でした。

Kingdam_2 主演は、「Ray/レイ」でオスカーを受賞し同年の「コラテラル」もオスカー候補に、近作では「マイアミ・バイス」「ドリームガールズ」など話題作目白押しのジェイミー・フォックス。 それにマット・デイモン主演の「ボーン・・・」シリーズに出演中のクリス・クーパー、「エレクトラ」のジェニファー・ガーナー等々堅実なキャスティングですね。

Kingdam_3 STORYは、サウジアラビアで、在サウジの多数の米国人をターゲットにした自爆テロの捜査に向かうFBI捜査官たちとサウジの警察官たちとの徐々に深まるコミュニケーションをメインテーマにし、そんな中にもテロに対する報復の無意味さを押し付けがましくなく訴えてきます。

Kingdam_4 特に終盤のFBI捜査官たちがテロリストの巣窟にようなエリアに誘い込まれ周囲を囲まれながらの死闘は凄まじい迫力と緊張感です。 ちょっと雰囲気は「ブラックホークダウンを彷彿させるものがあります。 映画のエンディング間近、テロにどう対処する事が賢明なのか、考えさせられるエンディングが用意されています。個人的には、とってもお薦めな映画でした。

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2006年8月27日 (日)

● UNITED93 ●

United93_0 ▼真実は何だったのか?▼

衝撃のノンフィクション映画「ユナイテッド93」を観てきました。 「ボーン・スプレマシー」を製作したポール・グリーングラス監督・脚本作品です。 皆さんご存知のとおり米国史上最悪の2001/9/11同時多発テロにおける4番目のハイジャック機“UNITED航空93便”で起きていたであろう出来事をその93便の遺族の協力等を得て映像化した作品のようです。

United93_02 American航空11便がハイジャックされた初期の段階では各方面の管制センターのスタッフもそれほど重大事だとは勿論思わず、状況を静観しながらの対処を続けます。 が、時間と共に複数の航空機に把握できない状況が重なり気づいた時には世界貿易センター(WTC)への航空機突入を目の当たりにする事になります。 米軍の防空司令部も的確な対処が出来ず悪戯に混乱を助長してしまいます。

United93_3 映画の終盤、テロリストたちに制圧されたユナイテッド93便の乗客たちにも外で起きているWTCやペンタゴンへの民間航空機突入のNEWSがもたらされる事により、乗客・乗員たちの多くも無事に帰る事が出来ないであろうと察する事になります。 男性の乗客を中心にテロリストを排除してでも航空機を奪還しようと言う機運になり、女性乗務員の協力を得てテロリストと対決すると言うSTORYです。

結果は皆さんご存知のとおりユナイテッド93便は還る事は無かったのですが、乗客たちとテロリストの対決直前の機内の様子などは身につまされる哀しいシーンでした(T_T)。 この作品を巡っては、この事件の真偽や政治的な部分も含めて議論の余地はあると思いますが、多くの一般人が巻き込まれた近年稀なるテロである事は事実だと思います。 しかし、現在多くの国が有する各国の国軍も国内における突発的なテロにはいかに無力かを示されたような気がします。

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2006年7月 5日 (水)

● 13DAYS ●

13days_0 ▼表と裏と敵と味方▼

実際にあったキューバ危機を題材にした、ホワイトハウスとその周辺の動きを追ったポリティカルサスペンス映画「13DAYS」のDVDを久し振りに観ました。 公開当時映画館にも観に行ったんですよねぇ、懐かしい。 主演は大統領の政治アドバイザー役の主人公にケビン・コスナー。 ケビン・コスナーは、映画「JFK」ではJFK暗殺事件を捜査する検察官役で主演とJFK絡みが多いですねぇ。

13days_1 大統領であるジョン・F・ケネディ役にブルース・グリーンウッド、大統領の弟であり当時司法長官のロバート・ケネディ役はスティーブン・カルプ、彼は他の作品でもR・ケネディ役を演じているそうです。 マクナマラ国防長官役にディラン・ベイカー等です。 内容は刻々悪化する米国・キューバ・ソ連(当時)の状況を打開すべく主人公とケネディ大統領兄弟、それにマクナマラ長官を含む側近たちの苦悩を描ききっています。

13days_2 キューバに持ち込まれ完成間近の中・長距離ミサイルをめぐり、若き大統領兄弟や国防長官とその側近たちが、即座にミサイル基地を空爆しキューバ侵攻を進言する陸・空軍の将軍や防衛族を相手にしたホワイトハウス内での駆け引きから始まります。 何かにつけてはケネディ兄弟や側近を揺さぶり戦争の口実を見つけようとしたり、軍事的緊張化にあるにも係わらず予定外の軍事演習や核実験を繰り返す軍人たち。

13days_6 その後海上封鎖中のキューバ沖合いでは、過去の大統領の命令書を持ち出し現大統領の発砲許可無く砲撃を実行しようとする海軍提督と大統領側近マクナマラ国防長官との激しいやりとり等、緊迫感のあるストーリー展開で、歴史上は戦争状態にならず危機は回避されたことは知りつつもドキドキします。 実際戦争・紛争等は遥か後方での政治の舞台と、最前線や軍首脳との考え方はかなり違う現実があるんだろうなぁと感じます。 軍人たちも愛国心があるには違いないんですけどね。

13days_5 特にロバート・ケネディ司法長官を中心に招集されたエクスコンとかって言う緊急対策チームの中での対応策をめぐり協議する時の激しいやり取りが面白いです。 様々な情報が錯綜し、持ちかけられる裏取引やスタンドプレイ、弱腰になったり強気になったり、また国連での大使どうしのやりとりや駆け引きも多面的な政治謀議を引き立てています。 実際、日本の国家首脳たちはこんなやり取りしているんでしょうかねぇ?(^_^;)

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