▼大人気作拝見▼
今回は、2002年劇場公開のスーパーヒーロー映画「スパイダーマン」のDVDを購入して鑑賞しました。 監督はサム・ライミ、この第1作に続き第2作・3作も監督をしています。 サム・ライミ監督の作品は多数ありますが、私はこのスパイダーマンシリーズ以外は知らないものばかりです。(^_^;)
実はこの映画「スパイダーマン」とその続編は、店頭でのDEMO映像以外観た事がありませんでした。 その理由のひとつが、ヒロイン役であるキルスティン・ダンストを個人的にとてもヒロインらしさとその魅力を感じる事が出来ず忌避していました。 そんな私をJamsession123goさんのブログのレヴューが“これはぜひ観てみたい!”と思わせてくれました。 実際映画の中のキルスティンの演技を見ると実に上手で、今までの私の食わず嫌いならぬ見ず嫌いを反省させられました。
主演のトビー・マグワイアは「シービスケット」しか観ていなかったので、この作品の演技で彼のこの作品を通しての人気も判ったような気がします。 序盤、まだスパイダーマンに変貌する前のイケテナイ高校生時のコミカルなシーンには何度か吹き出してしまうところがありました。 また自らの思慮の浅さから大切な叔父を亡くし、その叔父の残してくれた重い言葉に突き動かされヒーローとして覚醒する場面は心にジーンときました。
この「スパイダーマン」でヒール役を演じるウィレム・デフォー。 「スピード2」や「ストリート・オブ・ファイア」でのヒール役や「今そこにある危機」「プラトーン」等の重要な役どころ。 また最近では「インサイド・マン」など出演作はとても多く、そんな中どの作品でも存在感のある演技で常に際立っています。 今作でも主人公ピーターの親友の父親でありピーターの才能を買いつつも、表裏両面の心を持ち苦しむヒール役を好演しています。
最後のシーンは、ヒロインと心が通じつつもヒーローとしての重い責任との確執の中で哀しげに決意を胸に秘める主人公ピーターの姿が従来のヒーロー像と大きく違うものを感じます。 ここらへんが、先日観た「スーパーマン・リターンズ」や、ちょっと前の「バットマンビギンズ」と共通する、昔の清々しいほど単純なヒーローたちと違い、等身大の悩めるスーパーヒーローたちの人気の秘訣なんでしょうか。
今回、前述のとおり「スパイダーマン」を観るキッカケがあり、実際観て本当に良かったと思っていますし、近日中に続編「スパイダーマン2」も観ようと思っています。 5月には「3」も公開予定らしいので今度こそ劇場へ・・・。
ちなみに今回Screenshotを撮っていて、こんなものが映っていたのですが、これは何なんでしょうか?もしかして何かSony Pictures あたりからの警告でしょうか?(^_^;) ピーターが遺伝子操作クモに噛まれるあたりのシーンです。
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